難聴の脳をイキイキ脳に!

難聴の脳

補聴器をつけて初めて音を聞いたときに、「なんだかうるさい」「音が響いてつらい」と感じる人は少なくありません。これは補聴器の性能が悪いからではなく、脳がこれまでと異なる聞こえ方に驚いているためです。
難聴の期間が長いほど、脳は“静かな状態”に慣れてしまっています。そのため、足音や食器の音、ドアの開閉音といった日常の生活音でも、最初は大きく、強く感じられます。

脳を変えるトレーニング

「難聴の脳」を「聞きとりに十分な音量でも聞き続けられる脳(イキイキ脳)」へと変化させるために、補聴器の音量を段階的に上げていきます。
はじめは目標の7割程度の音量からスタートします。これは、多少うるさく感じますが効果を実感しやすい音量です。繰り返し調整を行いながら、徐々に音量を上げていきます。
このトレーニングを約3カ月続けることで脳が変化していき、十分な音量でも無理なく補聴器を使い続けられるようになります。

監修

済生会宇都宮病院 耳鼻咽喉科
主任診療科長・聴覚センター長

医師

新田 清一

けいゆう病院 耳鼻咽喉科
部長

医師

山田 浩之

済生会宇都宮病院 耳鼻咽喉科
 

言語聴覚士

鈴木 大介

関連書籍

  • 改訂版 難聴・耳鳴りの9割はよくなる~脳を鍛えて聞こえをよくする補聴器リハビリ
    新田 清一 (著)、小川 郁 (監修)
    2025年
    世界文化社
  • 『もう悩まない 耳鳴りに勝つ方法―10の真実が勝利へのカギ』
    山田 浩之 (著)、 新田 清一 (監修)
    2022年
    ヴァン メディカル
  • 耳鳴りの9割は治る
    新田 清一 (著)、小川 郁 (監修)
    2014年
    マキノ出版
  • ゼロから始める補聴器診療
    新田 清一(著)、鈴木 大介(著)、小川 郁 (監修)
    2016年
    中外医学社

関連論文・書類

PAGE TOP